金重陶陽、井上萬二、金城次郎の壷や大皿等の写真相談&出張買取

買取事例③

先月は地元の栃木県で大きめの査定依頼が2件あり、無事買取させていただきました。 全体的にとても良いものでしたので嬉しい仕事となりました。

買取金額は400万円と300万円。 1件目は、ほぼ作家物陶芸品で80点位。 1点で百万円を超えるようなものはありませんでしたが作家作品多数。 取り扱いしたい物が多くあったので、高めに評価をさせていただき、 全てを譲っていただきました。

もう1件は工芸、絵画、象牙、銀器、銅像や骨董趣味な道具などの 多種多様な感じで、こちらは相場通りで特別高額に査定したわけでは無かったのですが 合計すると結構な金額になっていました。売却は数社に分けたくないとの希望で まとめてご依頼いただいた感じです。

両件に共通しているのが、所蔵一覧リストをこちらが作成し、 2社以上に相見積もりをしていること。 今回の件のように数社に売却相談をしている場合は 最初から現実的な数字でお話ができますし、 売却も本気で考えているお客様なので、話がスムーズでした。

競合相手がいる場合、向き、不向きの商品がありますので、 毎回全てで1番高い査定金額というのは難しいですが、わかりやすくて良いです。 買取できなかった時にはあきらめもつきます。

反対に最初から話が進まない場合も多くあります。 たとえば過度な期待を持っている方だと、そうスムーズにはいきません。 陶芸品を含めた美術骨董品は相場がわかりづらい商品なので仕方が無いのですが、 こういった場合は全然金額が違うので、話が全く前に進みません。 原因は、陶器店で絶対売れないだろう価格で有名作家作品が置いてあったり、 テレビや名鑑での評価額高めのイメージであったりと、 どうしても流通価格、売買相場とずれているケースが多いのです。 (それでも一般的な物品に比べると、ずいぶん高価なのですが。)

まあそういった感じで、おおよそでも相場をわかっていただいてるお客様の方が 話が進みやすく、売っていただける事が多いように思います。

陶芸工芸品の売却予定で、数量がある場合は、 細かいものまで全ての評価リストを作成して買取しております。 買取希望品がありましたら、気軽にご相談ください。